街道シェアオフィス&スペース菱屋

　熊川宿は若狭と京都をつなぐ「鯖街道」にある宿場町です。谷間を流れる北川に沿った集落で、馬や船が荷を運び込める荷次場として発展を遂げました。今も残る江戸期に形成された町並みは、平成8年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、平成27年に「御食国若狭と鯖街道」として日本遺産に認定されています。

　近年熊川宿はお店をやりたいという若い世代の流入が進み、様々なお店が新規オープンしています。その動きは多くのメディアにも取り上げられ、若狭地方（車で1時間圏内の福井県嶺南エリア）だけではなく県外都市部からの来訪者も増加しています。菱屋はそのような動きのきっかけともなった場所で、熊川宿でも大型の古民家をシェアオフィスと多目的スペース、コーヒー専門店からなる複合施設にリノベーションした物件です。菱屋の多目的スペースは建物のちょうど中央にある和室で、シェアオフィス入居者でなくてもお使いいただけます。これまで健康や食にまつわるワークショップやセミナー、懇親会、物販の会場として多くの方々に利用されてきました。Wi-fiやコピー機もあるため、ちょっとした仕事の場所、多人数で使う会議室などとしてもご利用いただけます。