旧逸見勘兵衛家（若狭町指定文化財、ふくいの伝統的民家認定）

熊川宿の名家・旧逸見勘兵衛家でゆったり

熊川宿は若狭湾から京都へ向かう「鯖街道」最大の宿場町で、昔のまち並みがそのままのように残っており、重要伝統的建造物群地区そして第1号の日本遺産です。

旧逸見勘兵衛家は、熊川村の初代村長逸見勘兵衛、またその子息で伊藤忠商事二代目社長となった伊藤竹之助（旧姓：逸見竹之助）の生家でもあり、1858年建築の熊川宿を代表する町家で、町有形文化財に指定されています。造り酒屋を営んでいた母屋と はなれ　から成り、それぞれに宿泊することもできます。また、土日は店頭で、カフェを営業しています。

重伝建地区の町指定有形文化財、江戸時代の建物を利用したり宿泊したりできるのは貴重な体験です。

通常 間貸しされる広間は和室と板の間からなり、板の間は広い気持ちの良い吹き抜け空間となっています。現代に使えるように改修が施されているため、居心地はとても良いです。窓から見える蔵はまた情緒があります。格子戸を開けるとタイムスリップしたような空間！調理可能なのもめったにない魅力！様々な用途にお使いいただけます。

週末には、おもてなしの会の『勘兵衛茶屋』でいっぷく

熊川地区の住民が中心となって作られた「おもてなしの会」総勢26名が、観光客がいっぷくできるところを･･･と開いているのが『勘兵衛茶屋』です。こちらは観光客の多い土日祝日の10:00から16:00でオープンしています。街道の見える土間での営業で、ギャラリーやコンサートなどのイベントがあることも。おすすめは手作りの葛饅頭だそうです。

このように旧逸見勘兵衛家は、部屋貸しも、宿泊も、カフェとしての間貸しもできるフレキシブルな施設です。街道を感じる空間で、いつもと同じこともちょっと違って見えるかもしれませんよ。