若狭国吉城歴史資料館（国登録文化財、ふくいの伝統的民家認定）

若狭国吉城歴史資料館は、戦国時代の山城である国吉城址と、その城下町・佐柿の町並みを紹介する資料館です。国吉城址では、現在も山城の調査が行われるとともに、御城印など面白い取り組みも注目されています！

資料館の建物は、かつて美浜町佐田で大庄屋を務めた田辺半太夫家の住宅を移築し、この住宅背面に増築するかたちで、全体が資料館となっています。
移築した田辺家の建物は、主屋部分（正面左手）と平屋の座敷部分（右手）からなり、主屋部分は元々田辺家の主屋で、座敷部分は元・小浜藩佐柿町奉行所の建物を明治初期に田辺家へ移築したと伝わります。主屋内部は、資料館として床組などが取られていますが、木太い柱や梁組から江戸後期の大型農家の様子をみることができます。座敷部は赤い壁に数寄屋風の意匠がみられる上質の座敷で、町奉行所の遺構としても貴重なものです。

さて、外観も民家を活かした素敵な佇まいですが、なんと元小浜藩佐柿町奉行所の座敷部分を使うことができるんです！

最近では、成人式や結婚式の前撮りスポットとして人気だそう！
印象的な赤い壁に、外の緑が映える縁側、江戸時代の特別な建物で撮影ができます。近頃、お酒の商品撮影も行われたそうですよ。
会議にお茶会、人が集まるイベントにも使えます。世が世なら入れなかっただろう空間に・・・と、想像するのは私だけでしょうか（笑）

いま注目の国吉城、山城散策のあとに座敷で休憩もよし、特別な日にもぜひご利用ください♪