旧森田銀行本店（国登録文化財）

三国湊は、古来より越前の玄関口として発展し、北前船の寄港地として繁栄を極めました。北前船の廻船業を営む豪商のひとつ、森田家は、廻船業の衰退を察知し、明治時代に森田銀行を創業。森田銀行の本店として、1920年（大正9年）に落成しました。

近年までは福井銀行と合併し営業されていましたが、1994年（平成6年）に市の財産となり、1997年（平成9年）に登録文化財に、復元工事後の1999年（平成11年）に一般公開されました。

町家が残る三国湊の中心部にあり、設計者は横浜開港記念会館などを設計した山田七五郎氏。なんと、県内最古の鉄筋コンクリート造の建造物！
外観は西欧の古典主義的なデザイン。内部は、細部まで拘りに抜いた装飾が見事。なかでも天井の漆喰模様は圧巻です。まさに三国の宝。

大正ロマン薫る雰囲気は、結婚式やコンサートなど、特別な日にぴったり。展示会や講演会、色んなイベントもレベルアップする事間違いなし。2層吹き抜けの広々とした空間には大きなアート作品も展示できます！

前撮りに、成人式に、コスプレイベントに、どこを撮っても絵になります。 三国の町並みを散策して、近くの三国湊町家館を控室にしたり、飲食店も一緒に使うなど、町全体を舞台にすると、できることの幅が広がるかも。

さあ、大正時代にタイムスリップしてみよう！