歴史的建造物等 物件情報

昭和会館(国登録文化財)

南越前町 洋風 パーティ コンサート、会議 撮影 展示 フィットネス

今庄は古来より江戸・京都方面から北陸方面への玄関口として発展し、江戸期には越前の重要な宿場として繁栄しました。明治期に入ると宿場町としての機能は無くなりますが、明治29年に鉄道が開通すると機関区が置かれ鉄道の町として栄えました。現在でも街道沿いには江戸期の建物が点在し、当時の風情が随所に残っています。

街道中心部の旧加賀藩の本陣跡地に建つ昭和会館は、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造り3階建ての、ひと際目を引く洋風建築物です。郷土の偉人「田中和吉」氏が私財を投じて、昭和5年に社会教化活動の実践本部として建てられました。

建設当時は日曜学校や地域の文化活動の拠点施設として利用され、併設された迎賓施設の静心閣と合わせて、社会教育の中核となりました。その後は今庄町役場や公民館として地域住民が多方面で使用しています。現在は常設展示として、昭和会館の創設者「田中和吉」氏の資料展示室や、ヤシャゲンゴロウ研究者の奥野宏氏の「夜叉ヶ池・ヤシャゲンゴロウ資料展示室」があり自由に見学できます。今庄宿を散策した際には、レトロで異彩を放つ昭和会館にお立ち寄りください。

外観は西欧の古典的なデザインで、内部にも細かな装飾が施されています。3階ホールの天井の漆喰模様や舞台上部のアーチやレリーフの漆喰は建築当時の意匠を保存しています。

3階ホールは舞台のある本格的な造りで、眺望もよく開放的な空間です。3面に窓があり明るくコンサートや講演会によく合います。音の響きが良くこれまでにも数多くのコンサートを開催し、演奏者からも好評を得ています。

1階の調理室には調理台やテーブルがあり、料理教室はもちろん、常備されているそば打ち道具と茹で釜を使って今庄名物のそば打ちも出来ます。和室やホールは、グループで貸し切って研修会などにも利用できます。

活用事例

昭和会館サロンコンサート

昭和会館サロンコンサート

施設情報

施設名 昭和会館(国登録文化財)
形態 洋風、鉄筋コンクリート造3階建
広さ 1035㎡
貸出可能場所 1階調理室、2階和室、3階ホール
できること 写真撮影、 飲食、 飲酒、 音楽演奏、 集会、 イベント、 調理酒蔵まつり、そば会など
貸出可能日時 要問合せ
貸切 可能
設備等 トイレ(男女別、多目的)、エアコン、調理室、 椅子(洋室用45脚)、折りたたみ椅子160脚、和室用椅子40脚、そば打ち台5組、そば湯がき釜2個、和室用テーブル、折りたたみ机多数
利用料 和室 : 1,010円(8:30~12:00)、1,520円(12:00~17:00)、2,540円(17:00~22:00)
調理室: 1,010円(8:30~12:00)、1,520円(12:00~17:00)、2,540円(17:00~22:00)
ホール: 3,560円(8:30~12:00)、5,600円(12:00~17:00)、8,650円(17:00~22:00)
※ホールで冷暖房を使用する場合は、使用料の10分の2相当額を加算
利用予約方法 利用申込先(南越前町教育委員会事務局)に事前に電話で問い合わせのうえ、申請書提出
※申請書提出先:南越前町今庄事務所 〒919-0192 福井県南条郡南越前町今庄84-25(今庄住民センター内)
 電話番号 0778-45-1111  FAX 0778-45-0425
利用料の支払い 現金(南越前町今庄事務所にて支払い)
注意事項 南越前町今庄事務所にて鍵を受け渡しします。
開催目的等について、事前にお知らせください。
1階会議室は一般には公開しておりません。
利用申込先 南越前町教育委員会事務局(〒919-0203 南越前町牧谷29-15-1)
TEL:0778-47-8005
kyouiku@town.minamiechizen.lg.jp

平面図

アクセス

〒919-0131 福井県南条郡南越前町今庄75-6

JR今庄駅から徒歩3分
北陸自動車道今庄ICから車で約10分
公共駐車場約60台、JR今庄前に大型バス駐車可